事例紹介:「IT×デザイン」から生まれた最先端Windowsネイティブアプリ

この記事はグレープシティが発行するメールマガジン「PowerNews」の第457号(2016/10/27発行)に掲載された記事を、加筆修正して転載したものです。  

 

業務アプリケーションの“画面”、いつ作りますか?
一般的なシステム開発では、画面の検討は後半で…ということが多いかと思います。

この従来の手法を逆転させ、『まずは画面から』開発を行っているのが、グレープシティの導入支援パートナー・株式会社マーベリック様です。マーベリック様はWPFやUWPアプリといった最先端テクノロジーでの開発を得意とし、長年ComponentOne Studioをご利用いただいている企業です。


マーベリック様の開発手法は、「IT×デザイン」をコンセプトに、まずは「動く画面」をモックやプロトタイプとして見える化・体験化するところからスタートします。実装力を重視し、実際に手を動かして作る人間がお客さまの声を聞き設計するべきだという考え方から、マーベリック社にはSEがおらず、実装に携わるデザイナーとプログラマのみで開発を行っているとのこと。

このお話は目からウロコで、『要件定義書を書いて』とか『設計書を出して』というような、従来のSIの手法でしか考えが及ばなかった自分の頭は凝り固まっているなぁと感じました。

この“通常では考えられない開発手法”はお客さまの理解も必要になるかと思いますが、マーベリック様の作るアプリケーションは非常に洗練されていて、思わず触りたくなるようなものなのです。そのためお客さまを納得させることができ、むしろファンになってもらうことも多いのだといいます。

マーベリック様が開発した代表的なアプリケーションの1つに、金融情報サービス会社である株式会社QUICK様“銀行・証券会社向け営業支援ソリューション「QUICKファイナンスカタログ(通称:QFC)」”があります。

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QFCはC#とXAMLで開発されており、Windowsタブレットで動作するアプリケーションです。表示されるデータはすべてリアルタイムで連携し、絞り込みやソート機能を備え、チャートによる比較も可能です。
このチャートなどのUI部分にComponentOne Studioのコントロールをご利用いただきました。

初めてアプリに触れたときの感想を『指先の延長線上にいるというような感覚になった』と振り返るQUICK様の言葉がとても印象的でした。この滑らかな動きが“Windowsのタッチアプリならでは”なのだそうです。

素晴らしいアプリケーションなのですがここでは紹介しきれないので、詳しいお話はWebページにまとめました。

c1.grapecity.com

 iOSやAndroidタブレットではなく、あえてWindowsタブレットを選択した理由や、QUICK社・マーベリック社のチーム体制での開発手法、システムのこだわりついて…など、Windowsネイティブアプリの可能性を感じるお話を伺うことができ、我々グレープシティとしても大変興味深い内容となりました。ぜひご覧ください!

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