Excelと同様の操作性はWPFアプリでも求められる

Excel画面が一番人気

グレープシティの定番コンポーネントといえば?
ここは「SPREAD(スプレッド)」と答えるのが正解です。

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Excelと同様の画面、操作性をアプリケーションに組み込むことができる「Excel互換のスプレッドシートコンポーネント」として20年以上、各バージョンがベストセラーになり数多くの開発者に支えられています。
一般業務におけるExcelの人気をみれば、その互換機能が求められることもうなずけることでしょう。

2018年6月現在、SPREADブランドとしてWindowsデスクトップ系、Web系の各プラットフォームに対応した4つの製品をそろえています。

  • Windows デスクトップ
    • SPREAD for Windows Forms
    • SPREAD for WPF
  • Web
    • SPREAD for ASP.NET
    • SpreadJS

この記事には、 SPREAD for WPFが登場します。


人気コンポーネントの登場が待たれた

SPREADのWPF版をはじめにリリースしたのは2012年です。
当時、CodeZineに掲載した製品の評価記事のタイトルからも、従来からの人気コンポーネントの登場が待たれていたことがわかります。

WPFの黎明期だったので「SPREADがあればWPFで開発する」という言葉もたくさん頂戴しました。そんななか、満を持して登場したのがSPREAD for WPF 1.0Jでした。

Excel互換であること

「Excel互換」であることは、多くのユーザーに求められSPREADはその要望に応える形で発展してきました。 言い換えれば、業務アプリケーションで多くみられるデータグリッドのUIの要件に、ぴったりはまるように作られています。

そのため、常にExcelはどのように表現しているか?をウォッチして、提供する機能が検討されます。

SPREAD for WPFも同じで、2017年7月にリリースした2.0Jでもその観点で追加された機能が多々あります。細かい使い勝手を改善する機能があることも、Excel互換の重要性を物語るものです。

例えば、フィルタリング。
ドロップダウンリストを表示し、詳細な条件を指定してデータを抽出するこの機能も、設定する方法や内容はExcelに合わせた表現にしています。

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具体的な実装方法はこちらで解説しています。

また、セルの隅をドラッグして連続データを入力する「オートフィル」もExcelと同じ操作で実現できるようにしています。

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このように、SPREADはExcelという偉大なお手本が通った道をなぞりながら開発しています。
Webサイトではこの他の強化した機能も紹介しています。SPREADの各機能はWindowsアプリケーションで操作を試すこともできますので、Excel互換を体感してください。


「Toolsの杜(ツールのもり)」開催

2018年7月10日開催の、開発支援ツール30周年記念フォーラム「Toolsの杜(ツールのもり)」では、SPREADやActiveReportsを長年にわたり、自社のパッケージ製品に採用いただいている企業様の講演もあります。

株式会社ワイズマン 様の提供によるセッションでは、

『パッケージ製品開発におけるUIコンポーネントの必要性』

と題して、製品開発にコンポーネントを役立てる利点や苦労などをご披露いただきます。

ワイズマンは岩手県盛岡市に本社を構え、医療機関や介護事業所向けのパッケージ型の業務システムを開発、販売しています。
同社も利用現場からあげられる「Excel互換」の要望に応え続けていますので、システム開発視点のお話を聴けることでしょう。

この他にも、「Toolsの杜」では各種セッションを用意しています。
前半はグレープシティの歴史や製品紹介です。
後半はパートナー企業様による事例紹介を中心に構成しましたので、現実的な課題解決につながる情報を得ることができます。

詳細はタイムテーブルをご覧ください。

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