モバイルやタブレットで表示したデータをカンタンに移動できる機能がComponentOne Studio for Xamarin 2018J v1でFlexGridに追加されました。
新機能の概要を紹介した記事では列の移動をお伝えしていましたが、実は列だけではなく行単位での移動もできます。
行の移動はデータをソートするのではなく、2つのデータを単純に隣同士において目視でデータを比較したい場合などにおすすめの機能です。モバイルやタブレットアプリは画面サイズがデスクトップアプリほど大きくないのでこの機能はあると便利ですね。 また、行をタッチして移動する場合もタッチすると行の移動がアニメーションされるので視覚的にも移動先の場所を確認できるのがいい感じです。
このFlexGridに表示されたデータをタッチで移動できるようにする設定はAllowDragging
プロパティで簡単に設定できます。
AllowDragging プロパティへの設定値 |
動作 |
---|---|
GridAllowDragging.None |
列と行どちらも移動できない |
GridAllowDragging.Both |
列と行どちらも移動できる |
GridAllowDragging.Columns |
列のみ移動できる |
GridAllowDragging.Rows |
行のみ移動できる |
デフォルトではGridAllowDragging.Columns
が設定されているので移動を無効にしたい場合はGridAllowDragging.None
を設定してください。
その他にもComponentOne Studio for Xamarin 2018J v1では新機能が追加されていますので是非お試しください。
デモはこちらです。