GrapeCity.devlog

グレープシティ株式会社のDeveloper Tools〈開発支援ツール〉の最新情報をお届けします。製品のTIPSや発売情報、イベントのお知らせなどをいち早く発信中です。

Wijmoで実現!年度別ピボット集計

皆さま、こんにちは。年明け気分もつかの間、1月もそろそろ半ばに差しかかってきました。もう一ヶ月もすれば決算シーズン、今年度のデータを早々に収集して、年度を締めくくるための分析を開始されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このような分析において「FY2017Q1」や「2017年度第1四半期」といった年度/四半期の表記は欠かせません。しかし不思議なことに、.NET FrameworkやExcelではこれらの書式に対応していません。独自に数式や処理を実装して日付を変換する必要があります。ご存知でしたか?

例えば.NET Framework、対応書式はMicrosoftの開発者ガイドで確認することができます。年度と四半期に関する書式指定子については記載がなく、開発においてこの表示には独自の実装が必要となります。

また、Excelにも専用の書式設定はなく、年度や四半期の表示にはExcel関数による設定が必要です。インターネット上で「excel 年度 四半期」といったキーワードを使い検索すると、様々なサイトでその方法を知ることができます。

f:id:GrapeCity_dev:20180115133706p:plain

Excelで実現する四半期表示の例

本日はこの年度と四半期の書式表示に関連して、Wijmoに搭載されている便利な機能と、これを応用したピボット集計をご紹介したいと思います。

Wijmoは年度/四半期書式をカバー

Wijmoは、バージョン2015v3から年度と四半期の書式設定に対応しました。例えば「'FY'EEEE'Q'U」という書式文字列の指定によって、2017/12/28を「FY2017Q3」と表示できます。

ピボット集計機能との併用で強力な分析を実現

f:id:GrapeCity_dev:20180115132353p:plain

Wijmo OLAPと年度書式設定

またこの機能を応用してWijmoのOLAP(ピボットテーブル)を設定すると、上記のような集計を簡単に実現することが可能です。

このサンプルでは列方向で「受注日」フィールドを集計し、年度単位で表示を行なっています。Excelの場合、ピボットテーブルで同様の集計を行うには元データに「年度」列を追加したうえで、各年度データを集計する数式を設定しなければなりません。Wijmoは面倒な手続きが不要です。

「受注日」フィールドの書式を年度形式「EEEE年度」に指定するだけで、年度の集計が自動的に完了します(サンプルでは、「受注日」を右クリックし「フィールドの設定」メニューを選択することで、その設定を確認できます)。

f:id:GrapeCity_dev:20180115140024p:plain

このほかピボットチャートでこの機能を使用すると、以下のように受注日を年度と四半期でグループ化して表示する、高度なグラフを実現することもできます。

f:id:GrapeCity_dev:20180115134159p:plain

国別書式設定にも対応

ちなみに、年度や四半期は国によって計算方法が異なっています。日本では4月から会計年度が開始されるのに対し、アメリカでは10月から会計年度が開始されるのが一般的です。つまり、同じ"2018/1/1"というデータでも、日本では「2017年度 第4四半期」という表示が期待され、アメリカでは「2018年度 第2四半期」という表示が期待されるわけですね。

いま面倒だなと思った方も、Wijmoを使えば心配無用です。Wijmoの書式設定機能はこの違いにも対応しており、各国のカルチャー定義ファイルを選んで読み込むことで、最適な年度と四半期を表示できるようになっています。この詳細は以前に下記のブログ記事で紹介していますので、本記事と合わせてご一読いただければ幸いです。

ピボット集計を組み込むならWijmo

その知名度と便利さから、Excelが搭載するピボット集計と同じような機能を業務アプリケーションに組み込みたい、といったお客様のご要望を多く耳にしております。反面、複雑な実装が必要なこの機能を一から組み込むのは、非常に大変です。そんなときには是非、Wijmoのご採用をご検討ください。複雑な集計も上記のように簡単に実現、エンドユーザー様も喜ぶ高機能なアプリケーションのご提供をWijmoがお手伝いします。

Wijmo 製品情報ページを見る