SPREAD for Windows Forms/ASP.NET 10.0Jの新機能紹介(その5)

こんにちは!SPREADチームでWindows Formsを担当している大林です。
10.0Jの新機能シリーズも5回目となりましたが、ご紹介したい機能がまだまだあります!
今日は、ユーザー様自身がセル範囲を選択し、計算結果を手軽に得られる、ステータスバーのご紹介です。

皆さまのなかにも、Excelのステータスバーを日常的に活用されている方がおられることと思います。
かくゆう私も、便利に使わせてもらっています。10.Jでは、SPREADにもステータスバーが追加されました。

次のように選択した範囲(画像はSPREAD)の、平均、データの個数、合計などがステータスバーに表示されます。

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画像:商品A、商品B、商品Cの計算結果を取得

集計用のセルを追加して、数式を設定する…より手軽ですよね。

SPREADのステータスバーもExcel同様、ユーザー様自身が右クリックして、コンテキストメニューから計算の種類を設定できます。

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SPREADでは、既定で複数のセル範囲の選択が無効ですが、シートのSelectionPolicyプロパティで有効にできます。
この設定により、次のように、連続しない複数のセルを選択し、計算結果を得ることもできます。

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画像:商品B、商品D、商品Fの計算結果を取得

また、フィルタリングと併用することで、指定した条件で抽出した行に対して、計算を行うこともできます。

まず、平均より上の項目をフィルタリングにより抽出します。

ozu20170530_4

そして、フィルタリングで抽出した項目を選択すると、ステータスバーには平均より上の商品の平均、個数、および合計が表示されます。

ozu20170530_5

画像:平均より上の商品の計算結果を取得

一見すると手軽な計算機能ですが、使い方に応じて、様々な計算要件を満たすことができます。
機会があれば、皆さまのアプリケーションでもぜひご活用ください。

ステータスバーの表示方法は次のとおりです。

Visual Basic

' ステータスバーを表示します
FpSpread1.StatusBarVisible = True

C#

// ステータスバーを表示します
fpSpread1.StatusBarVisible = true;
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